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今、私が気になることの殴り書き

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マツコさんそれは銀座の「白鳥」ではなく・・・

 銀座の白鳥

 誰も、誰っっっっれも、そんなこと気にしてはいないと思うんだが、五時夢こと「5時に夢中!」の先週月曜日の放送で、マツコ・デラックスさんが
「まだあるよねえ、銀座のあそこ・・・・白鳥」
 て言っていたのが喉に引っかかる小骨のように気になっています。

 記憶力抜群のマツコさんにしては珍しい間違いだと思っています。
 マツコさん、あそこは白鳥ではなくて・・・・

 銀座の日本地図のあるお店

 マツコさんが言っていたのは、
「日本全国の、都道府県別の女の子とおしゃべりできる店」
 でした。

 銀座をよく歩いているひとなら、すぐピンときますよね。あの店頭に日本地図があるお店。
 私はかれこれもう、20年くらい前に転職して以来、銀座は年に数回行くだけの街になってしまいましたが、マツコさんの発言を聞いて、
「え?あの店、まだあるの?!」
 と思いました。
 私が銀座の近場にある職場に勤めていた20年前ですらすでに、「ド昭和」なレトロ感と、銀座にはそぐわない異彩を放っていたと記憶しています。

その店の名は?

 「白鳥」ではなく「白いばら」です。

 マツコさんの記憶に「白」という漢字だけが残っていたのでしょう、それで思わず「白鳥(はくちょう)」と言ったのだと思います。

 そのあと、特に番組的にも、マツコさん的にも「訂正します。さっきのは『白鳥』ではなくて、『白いバラ』でした」という発言もなかったのですが、私は約一週間、もやもやしながら「アレは白いばら・・・アレは白いばら」と思っていました。

 

  昔、銀座の街を歩いていて、あの日本地図を見ると妙に物悲しい気持ちになったものです。
 地図には女の子の名前(源氏名)が都道府県別に表示されています。
 ちゃんと更新されているのかな?石川県の○○ちゃんとか、鳥取の○○さんとか、本当に在籍しているのかな?なんて思いながら見ていましたが、一時期は会社が嫌で嫌で、
「会社辞めて、私もここで働こうかな」
 なんて思っていた時期もあります。

 銀座の夜のお勤めと言えば、同伴や売上のノルマ、遅刻や欠勤のペナルティがキツイことで知られていますが、「白いばら」の公式サイトの求人情報には「ノルマや遅刻罰金・当日欠席のペナルティなど、マイナスになるようなシステムは本当に一切ありません。」て書いてあり、確か20数年前、偶然目にした求人誌の広告にも同じようなことが書いてありました。

 なので私は、ぼんやりと、ここなら地方出身者の私でも楽しく働けそうだし、いかにも銀座という高級感もないし(ゴメン)、できるかも、なんて思っていました。

 実際、夜の世界はそんな甘いものではないということは、重々承知しています。なぜなら、うちの親戚は皆、スナック経営者やら元雀荘経営者、元ホステスなどが多いからです。

 私は身内に水商売の人間が多いので、夜の世界の厳しさも知らないではないけれど、文字通り地方から出来て、昼間のアルバイトに疲れた若い女の子なんかが、あの日本地図の看板を見て「ここなら、私も・・・」と同じ気持ちになって、夜の世界に足を踏み入れいているのだなと思うと、何かどうしようもなく物悲しくて、さらにレトロな外観も相まって、泣きたいような、走り去りたいような、衝動にかられるのでした。

 とっくに、閉店したと思っていた。
 20年前ですらすでに、「白いばら」の前だけ真空状態みたいな異空間だったもの。

 老舗クラブの『姫』も閉店したというのに、「白いばら」ががんばっているなんておどろきでした。
 「白鳥」て言ってたけど、マツコさんが言ってくれなれば完全に忘れ去っていました。

 昭和、健在。